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NAVIが休刊するというニュースは衝撃的だった。
NAVIは自分の自動車趣味に大きな影響を与えてくれた特別な雑誌だったからだ。 あちこちでは「やっぱりね」とか、「自動車趣味人が減ってるからね」とか、「外注ばかりしている出版社の怠慢だよ」とか、結構冷たい意見が多く見られた。 どれも休刊になる理由としてはごもっともなんだけれど、僕はどうもNAVIに関してはもうちょっと贔屓目に見てやりたかった。NAVIが無ければ今のようなイタリア車どっぷり生活はなかったかもしれない。 今でこそインターネットのおかげで雑誌など無くても情報は手に入る。雑誌のように保管に場所を取り、重くて古くなるものを所有するよりも、いつでも欲しい情報を検索すればすぐに出てくるインターネットの有効性は言うまでもない。 しかし、さんざんお世話になった自動車雑誌をそんなに簡単に切り捨てるのはどうかなぁ。ネットは素晴らしいけれど、同時に素人の聞きかじり情報が氾濫し、本物の情報かどうかを見極める目も必要である。何といってもネットでは金が取れない。無料が当たり前になっているからだ。一方、雑誌は編集者が悪ければ買い手がそれを感じ取り、買わなくなる。即収入に響いてくる。だから編集者はプロとしての本気度が必要になる。プロには責任というものが発生するのだ。 残念ながらNAVIはここ数年迷走していた。自動車自体が面白くなくなった?たしかにその要素はあるけれど、そこを乗り越える面白い企画を考えるのがプロの編集者である。2月号の巻頭、編集長交代の前書きを読んで、思わず膝を叩いた。塩見さんが新編集長になるという。加藤編集長はCGとNAVIを統括する編集長へと出世なのか何なのかよくわからない立場へ。塩見さんはイベントで何度か立ち話したことがある。彼なら何かを変えてくれるかもしれないと思った。 しかし、その舌の根が乾かないうちに、NAVI自体が3月で休刊するという発表。 え?塩見さんはどうなるの?という思いで憤りを感じた。 果たして、塩見編集長になったNAVI 3月号を買ってみた。 ![]() 表紙ロゴは昔のものに戻した。先月号までのロゴはケン奥山さんのデザインらしいが、デザイン自体の善し悪しではなく、メタル調のエンブレム風ロゴは文化系雑誌ではなくハードウェア自動車雑誌であることを自認するようなものだった。加藤さんの方向性がそちらを向いていたのだ。つまり、NAVIではなくなっていた。 表紙デザインもNAVIらしい文化的なものに戻った。 上の写真で明らかだろう。右が新しいNAVI。 ![]() ![]() 中身?・・・それがね、大変面白いのよ。どうしてくれんのよ、この気持ち。 久しぶりにNAVIだった。 今月号と来月号の2回きりで終わる塩見NAVI。もったいない・・・皮肉すぎる。
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