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さて、今まで書いてきたイタリアンデザインは全て80年代前半まで。カロッツェリアの全盛期はそこで終わったと言っても差し支えない。ただ、80年代後半〜90年代に掛けて素晴らしい作品を世に送り出したデザイナーがいる。エンリコ・フミアだ。潔いコンテンポラリーデザインだ。わざとらしい過去の引用やレトロモダンはやらない。それでいてそのメーカーの歴史と伝統をしっかりと踏まえていて、「らしさ」を守っている。
彼がピニンファリーナに属していた時の作品であるアルファロメオ164が代表作だと思うが、164は自分も最も好きなクルマの一つである。これほどスポーティなカタチのセダンは他にあるだろうか?大胆なウェッジシェイプと下半分のグレーパネル。まるでスーパーカーの気分だ。中に乗り込んでもカッターで削りだしたようなダッシュボードや内張がシャープで美しい。それでいてドイツ車のような冷たさもなく、どこか人間的なデザインなのはやはりイタリアンデザインの神髄だろう。 フミアのもう一つの名作は、ランチア・イプシロンだ。スケッチブックにフリーハンドで描いたラインをそのまま再現したような一周するカーブが最大の特徴だ。お尻が下がったように見えるこのカーブは日本の経営者ならとてもハンコの押せない代物である。初めて見たときの違和感も数回見るうちに虜になってしまう魔力を持っている。イタリアンデザインはそもそもそういうものだ。誰が見てもそこそこ綺麗なデザインはすぐに飽きられる。日本車がまさにそうだったのだが、最近のイタリア車もその傾向にある。そんな中、フミアデザインのイプシロンは最後のクセのあるイタリア車なのかもしれない。小さな高級車とはイプシロンのためにある言葉だ。 縁あって、近々フミア氏に会う機会ができた。報告をお待ち下さい。
by F105L
| 2005-10-19 00:18
| Alfa Romeo
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