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イタリア車ばかりの生活に、久しぶりのドイツ車が仲間入り。
1984年型 BMW R65LS。 生産台数も6000台程度の稀少なモデル。またまた数少ないものを選んでしまう自分に気が付く。 スズキ・カタナで有名なハンス・ムート(Hans A. Muth)のデザイン。 ムートは当時BMWの社内デザイナーだった。 彼が1976年に出したR100RSはバイク好きなら一度は気にしたことのあるバイクだろう。 世界で初めてフルカウリングを装着したバイクである。 しかし、ムートのデザインは元になったR100にカウルを加えただけとも言える。 このR65LSも普通のR65に独特の形状をしたミニカウルを加え、シートのデザインを変更しただけなのである。 しかし、タンクをスリムに見せるために下部をブラックアウトしたり、マフラーなどの各部品をブラックにするなどこだわりの部分が多い。重厚なイメージのBMWを実に軽快に見せることに成功している。 ホイールは普通のR65とは別もので、1981年登場のKシリーズと共通のデザインとなりモダーンに見える。 三角のカウルの上に載ったヘッドライト、カタナは角形ヘッドライトだが考え方は同じ。 ムートはどうしてもこの形のカウルを作りたかったのだろう。 R65はBMWの中では最も小排気量にあたるR45と共通の車体を持つミドルサイズのバイクだ。 車重は190kgと軽く、220kgあったMoto Guzzi V11から乗り換えるとかなり軽快に感じる。 というか、歳を重ねて体力的に厳しくなった自分には軽量モデルがふさわしいと感じていたのも一つのきっかけ。 純正パニアケースを付けた状態でのリアビュー。大きめのテールランプ、角形のウインカーがドイツ的。 今となってはリアタイヤ細い! シート高は高いが、タンク・シートはこのようにスリムでまたがりやすい。 またがって見下ろせば、シリンダーがこのように左右に大きく張り出している。 このレイアウトがBMWの乗り味を決定づける。 重心が低いのは見ればわかるが、左右に張り出したシリンダーが起き上がりこぼし効果で実に安定した走行をもたらすのだ。 メーターナセルはいかにもドイツ車。お色気ムンムンのMotoGuzziとは対照的にクールで理知的。 グリーンの目盛りがそれを物語る。 パニアケースを外すと何か物足りない。付いていても格好いいスポーツバイクはあまり無いと思う。 純正のパニアケースのデザインが良くできているし、取り付けることを前提とした車体デザインなのだろう。 マフラーの角度とピッタリ合っているのが物語る。 ヘッドライトの中心より下に取り付けられた角形のウインカーは昔あこがれたものだ。 ヤマハのミニトレを改造し、角形ウインカーをちょっと下げて付けていたのを思い出す。 4年間かわいがってきたMoto Guzzi V11を手放すのは大変迷った。 手作り感タップリのグッチは所有する満足を与えてくれたし、走り出せば心踊らせる官能的な音。 一方、年齢を重ねて体力的にも辛くなったことを実感し、より軽いバイクが気になっていたのも事実。 かねてよりBMWに一度乗ってみたいと思っていたのだが、普通のBMWだと当たり前過ぎてイマイチ触手が伸びないでいた。 そんな中、BMWの中でも異彩を放つR65LS。レアなのに程度の良いものが偶然見つかってしまった。 これ幸いの縁と考え、乗り換える決意をしたのである。 BMWはやはりBMW。ドリュンドリュンと振動を伴った回転をするグッチとは違い、ビュルルルルときめ細かく緻密な回転をするBMWのエンジンは別の意味で楽しい。まぁグッチは90°Vツインの不等間隔の爆発、BMWは水平対向ツインの等間隔なので当然と言えば当然の結果。 安定的にまっすぐ走り続ける楽しみ、余裕綽々に取り回す楽しみ。 それにしても26年も経過したバイクなのにモダーン。いや、80年代だからモダーンなのだ。 結局は80年代のモダーンデザインが好きなんだということを再認識するのであった。 しばらくまたコイツに取り憑かれた生活を過ごすことになると思う。
by F105L
| 2010-12-23 23:39
| バイク
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