東京は美術館に恵まれている。
そんな中でも一番好きな美術館がここ、東京都庭園美術館である。
ここの特徴は、建築・工芸に特化した展示が多いこと。
たとえば、ティファニー展、マイセン磁器展などなど自分にとっては興味深い展覧会の数々である。
そもそもこの庭園美術館自体がアールデコ様式の建築であり、
展示物が無くても楽しめるのだ。
元々は1933(昭和8)年、白金台にフランスの装飾美術家と宮内省内匠寮との協力のもとに完成した朝香宮邸なのである。この邸宅を現在は美術館として使用しているのだ。
今回は、何と特別にこの朝香宮邸自体の建築を見せるという展覧会であった。
展示物は建築空間そのものである。
普段は写真撮影禁止なのだが、この日だけ許された。
壁面の装飾、照明器具、家具、ステンドグラスなどじっくりと見ることができた。
数枚の写真をアップしますので、お楽しみください。